京都駅から清水寺、おすすめの自転車コースをご紹介します!

[voice icon=”https://e-cycle.kyoto/wp-content/uploads/2017/06/yamanouchi.png” name=”スタッフ山ノ内” type=”l”]自転車で、清水寺に行きたいです。[/voice] [voice icon=”https://e-cycle.kyoto/wp-content/uploads/2017/06/eguchi.png” name=”スタッフ江口” type=”r line”]はい、かしこまりました![/voice]

レンタサイクル店でお客様とお話していると、ほぼ毎日道順をご案内している気がします、清水寺。「しみずでら」ではありませんよ、「きよみずでら」。

今日は、京都駅を起点に清水寺までのサイクリングをお考えの方が、より安全で快適な自転車旅を愉しめるよう、おすすめのコースをご紹介いたします。

所要時間は30分

京都駅から清水寺までは、およそ30分くらいです。

清水寺には駐輪場がないので、近隣の市営駐輪場を使うことになるのですが、そこまでが約20分。自転車を駐輪したあと、たくさんのお店が並ぶ参詣道を10分ほど歩いて、清水寺に到着です。

距離にすると、約3kmの道のりです。

坂と渋滞は避けられない

京都駅周辺はフラットな地形なのですが、清水寺に近づくにつれ、坂道になっていきます。駅周辺と清水寺界隈では30mくらいの標高差があります。ざっくり考えると、10階建てのマンションのてっぺんまで登っていくくらいの高低差です。

また、清水寺は、京都の中で最も観光客の方が訪れる場所です。その数、1日10,000人を超えるのだとか。お寺までの狭い道を、たくさんの観光バスや自家用車と併走しながらゴールを目指すことになります。時間帯によっては、観光バスの後ろで排気ガスを吸いながら長時間待たされることも。日中の時間帯は、渋滞に巻き込まれることも想定しておきましょう。

坂道と渋滞は避けられない。この点は予め頭に入れておいてくださいね。

早朝参拝もオススメです
早朝の参拝なら、渋滞は避けられます。清水寺は毎朝6時に開門しますので、スケジュールの調整が可能な方は早朝のお参りをご検討されるのもオススメです。

道順は簡単

道は、とても簡単です。

京都駅から出発したら、七条通を右折(東へ)。その後、大和大路通を左折(北へ)。五条通との交差点を右折(東へ)すれば、ゴールです。

ルートの詳細をご案内します

細かく解説を加えていきます。

七条通

まずは、京都駅を背にして、まっすぐ北へ向かいます。そして、七条通と交差したら、そこで右折(東へ)、そのまましばらく七条通を東に走ります。

七条通では、途中、高瀬川と鴨川の2つの川を越えます。高瀬川は小さな人工の水路、鴨川は大きな自然の河川。静かな水の流れに耳をすませば、きっと心も癒やされますね。

高瀬川にかかる橋。

橋のすぐ横に「史蹟高瀬川」の案内板もあります。手作り感が溢れていて、高瀬川への愛情を感じます。

2つの川を越えて、さらにしばらく走ると、右側に三十三間堂が見えてきます。三十三間堂は、1001体の仏像が安置されていることで有名なお寺さん。もし、お時間が許すならば、仏様とご縁を結んでみるのもおすすめです。
http://sanjusangendo.jp/

大和大路通

三十三間堂が右手に見える交差点で、反対側の左側を見ると、「大仏前交番」と名付けられた交番が立っています。この交番を目印にして、左(北へ)へ曲がります。

大仏前交番。ここを目印にして北へ。

すぐ右(東)側に見えるのが、京都国立博物館です。注目すべきはここの大きな石垣。幅数メートルもあろう大きな石が、いくつも組み合わさってできています。

京都国立博物館の正門の脇にある、大きな石垣。

しばらくこの石垣に沿って自転車をこぐと、「大佛殿石垣」と刻まれた石碑が見えてきます。

大きな石と「大佛殿石垣」の文字。

ここは、方広寺というお寺さん。

今でこそ狭い敷地を有するのみになってしまいましたが、歴史をたどると、三十三間堂も京都国立博物館も、かつては方広寺の敷地の一部でした。それくらい広い、大きなお寺さんだったのですね。

かつて、この方広寺には、大きな大仏がありました。豊臣秀吉が自らの権力を象徴するものとして築かせたもので、高さは奈良の東大寺のそれに匹敵するほどだったと云われています。

残念ながら大仏はすでに燃えてなくなってしまったのですが、それを支えていた石組みが今でも残っているというわけです。権力を象徴するためにつくった大仏ですから、それを支える石垣も普通では考えられないほど大きなものを使っているのですね。

大仏は焼失してしまった方広寺ですが、大きな鐘は健在です。秀吉の権力をあまりおもしろく思わなかった徳川家康が、この鐘に書かれている文字について文句を言ったとか言わなかったとか、そんな歴史上のやりとりの主役となった貴重な梵鐘です。

方広寺の鐘。「国家安康」「君臣豊楽」の部分が、白く塗られている。

ちなみに、七条通で越えた高瀬川は、この方広寺の大仏の建設資材を運ぶために作られた人工の水路。この方広寺がなければ、京都に高瀬川が存在しなかったのかもしれません。そんな可能性から、大仏建立の事業の大きさが垣間見れる気がします。

曲がり角にあった「大仏前交番」、それに、少し西に入ったところにある「大仏前郵便局」なども、その名を通してひっそりとその歴史を伝えてくれている貴重な存在です。

五条通

大和大路通をしばらく北へ走ると、五条通と交差します。左手に東山郵便局のある交差点です。ここで、右へ曲がり、東へと舵を向けましょう。

大和大路通と五条通の交差点。

清水寺までは、ここから一本道です。五条通は広い歩道が整備されていますので、歩行者の方に気をつけながら歩道を走ることが可能です。安全第一の走行を心がけてくださいね。

このあたりは、多くの陶器店が軒を並べています。京焼とも称される清水焼の発祥の地がこのあたりに由来することに起因します。古くから続くお店が並ぶ一方、カジュアルなお店もありますので、気になるショップがあったら覗いてみるのも一興です。

8月7〜10日には、「五条坂陶器まつり」も盛大に開かれ、とても賑わいます。
http://www.toukimaturi.gr.jp/

坂の中腹には、若宮八幡宮という小さな神社さんがあります。陶器神社とも別称されています。

若宮八幡宮。別名、陶器神社。

さらに進むと、東大路通と交差する大きな交差点に到着です。

五条坂

東大路と交差する東山五条の交差点は、六叉路の少し複雑な形をしています。案内板をよく見て、間違えないように進んでください。下の写真では、観光バスが信号待ちをしている方向、これが清水寺への正しい道です。

東山五条の交差点。

坂はどんどん急になっていきます。同時に、観光バスやタクシーなどの多くの自動車が道幅ギリギリで離合しようとしますので、なかなかうまく自転車をこぎ進めることができないかもしれません。けれど、ここは心落ち着かせて、いっときの辛抱です。

途中、分かれ道があって「清水寺近道」と書かれた茶わん坂への案内板が出てきますが、そこは迷わず直進です。茶わん坂方面には駐輪場がありません。

茶わん坂(右)方面には曲がらず、そのまま五条坂を直進。

この交差点を過ぎれば、駐輪場はもうすぐそこ。

駐輪場の入り口。自動車との共用なのですこし戸惑うかもしれませんが、心配ご無用。

清水坂観光駐車場に到着です。車が満車で入場制限がかかっていても、自転車は大丈夫。係の方の指示に従って指定された場所に自転車を停めてください。

駐輪料金は200円。少し値が張る気もしますが、ここで発行される駐輪権は京都市内の市営駐輪場の一日共通券になっています。平安神宮・銀閣寺・二条城・錦市場界隈などの駐輪場を使う場合、当日中は何度でもチケットを見せるだけで駐輪することができます。有意義に使ってください。

まとめ

今回は、京都駅から清水寺への、おすすめの自転車コースをご紹介いたしました。

せっかくの自転車旅なので、幹線道路だけを使うのでなく少しでも寄り道をしながら…と思い、秀吉の遺構と陶器にまつわるスポットを織り交ぜて、ルートを組み立ててみました。もしお気に召したら、実際に走ってみてくださいね。

また、これ以外にも、ルートは無数に作れます。かつての花街「五条楽園」の街並みを愉しんだり、あえて少しだけ遠回りしてかつての幹線道路「松原通」を経由してみたり…。工夫次第でその愉しみ方は無限大。ぜひ、ご自分のルート開拓も、愉しんでみてください。

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